「ヒトの健康」から「人の健幸」へ

「ヒトの健康」から「人の健幸」へ

ヒトの健康

 脳が元気プログラムとなれば人は自然に生きる能力を回復し、人は健康感を強く感じることができます。脳科学からみると余裕のなかった脳に余裕ができ、脳は生きる能力を取り戻すことができます。人が生きるための生命力を回復することが「ヒトの健康」です。

 動物としての「ヒトの健康」を回復した脳を、我々は人間として更にレベルの高い脳にしなければなりません。ここで初めて「人の健幸」へのアプローチとなります。

人の健幸

 日本人の感性は箸と食材から始まる和食文化の美しさ、日本語の使い方から和文字の美しさ、更に人と人との礼から四季を五感で感じる生活習慣を茶の湯の文化として生み出し、人が生きるための美意識と美学が生まれました。これが私が提唱する日常茶飯から生まれる生・活・美です。

 健幸外来サロンで開催している「健幸喫茶茶会」、「恋する茶会」では、日常茶飯から自然に生まれる生・活・美が最も美しいものであると考えます。それは日本人が2000年培って来た歴史、文化が育んで来た「人が生きるための美学」です。生きる能力を取り戻したヒトの健康のレベルから「人の健幸」への道です。

 そして自然、社会、人間の全てを肯定して受け入れることができ、人生を生き生きと自然に自由に生きることが私の目指す「真の健幸」です。

100年後の子供達の健幸

 真の健幸で得られた生活美の豊かな感性は、和の心を学ぶことでき2000年培って来た日本人の健幸そのものです。そして人生を日本の歴史文化にみられる「道」に喩え、美意識を深めれば、その智恵と喜びを同時に得ることができ、生きる和の美学が生まれます。これを「和美」として100年先の子供達に引継いで行くことが、我々の課せられた使命です。